税金の納税方法について
コロナ禍の中、できるだけ人の多いところには行きたくないと思う方も多くいらっしゃると思います。そんな中、各種税金の納税について金融機関及び郵便局にて納付しなくてはいけないと思い違いをしている方もいますので今回は様々な国税の納税方法についてご紹介いたします。
<法人>
1.納付書納付
一般的な納税方法。税務署発行の納付書に納める税額を記載し、税務署窓口または金融機関にて納税する方式
2.コンビニ納付
自宅のパソコン等で作成したQRコードを使用し、国税庁長官が指定した納付受託者(コンビニエンスストア)へ納付を委託することにより国税を納付する手続です。
利用可能額・・・30万円以下
利用可能なコンビニエンスストア
ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップ(いずれも「Loppi」端末設置店舗のみ)ファミリーマート(「Famiポート」端末設置店舗のみ)
3.電子納税
国税の納付手続を自宅やオフィスからインターネット経由などで電子的に行うことができます。従来のように金融機関の窓口まで出向く必要がないため、金融機関の場所や受付時間などの制約がなくなる、というメリットがあります。
①ダイレクト納付
事前に税務署へ届出等をしておき、e-Tax及びeLTAXを利用して電子申告等又は納付情報登録をした後に届出をした預貯金口座からの振替により、簡単なクリック操作で即時又は期日を指定して電子納税を行う方法です。(初回口座登録の際書類の記載及び銀行届出印押印の上、金融機関並び税務署に郵送にて申請する必要がございます。)
②インターネットバンキング
e-Taxソフト等を利用して、納付情報データ(納付情報登録依頼)を作成し、e-Taxに送信して事前に登録します。登録した納付内容に対応する「納付区分番号」等を取得して、インターネットバンキングやATM等から納付する方法です。
4.クレジット納税
インターネット上でのクレジットカード支払の機能を利用して、国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)へ、国税の納付の立替払いを委託することにより国税を納付する手続です。
※決済手数料がかかります。
利用可能額
1度の手続につき、1,000万円未満、かつ、ご利用になるクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)
利用可能なクレジットカード
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARD
決済手数料
納付税額 | 決済手数料(税込) |
1円~10,000円 | 83円 |
10,001円~20,000円 | 167円 |
20,001円~30,000円 | 250円 |
30,001円~40,000円 | 334円 |
40,001円~50,000円 | 418円 |
以降も同様に10,000円を超えるごとに決済手数料が加算されます。 |
<個人>
上記納税方法の他に振替納税を利用することができます。
納税者ご自身名義の預貯金口座からの口座引落しにより、国税を納付する手続です。
事前に税務署又は希望する預貯金口座の金融機関へ専用の依頼書を提出していただくか、e-Taxにより依頼書を提出する必要があります。
利用可能税目(税金の種類)
◇ 申告所得税及び復興特別所得税
・期限内に申告された確定申告(3期)分及び延納分
・予定納税(1期、2期)分
◇ 消費税及び地方消費税(個人事業者)
・期限内に申告された確定申告分及び中間申告分